貴重な動植物・鉱物は日本だけでなく、世界中にあります。しかし、日本の天然記念物とは少々異なった扱い方をしており、動物や植物など個別の種類に指定されるものではなく、貴重な種が生息している地域全体を天然記念物として指定し、保護の対象とするケースが多くなっています。
天然記念物とは異なりますが、絶滅の恐れがあり、保護が必要と判断された「国際保護動物」という指定や、水鳥の生息地として保護すべき重要な湿原として指定される「ラムサール条約」、あるいは貴重な種の輸出入を禁じた「ワシントン条約」などの指定があります。「国際保護動物」は「レッドリスト」という名称でもよく知られています。
レッドリストやワシントン条約で知られている動物としては、「ジャイアントパンダ」「リスザル」「チールトラ」「リクガメ」「ボタンインコ」「グリーンイグアナ」などが挙げられます。
アメリカでは自然を保護するための国立公園が多数あり、いわゆる「天然記念物」という形で保護されています。カリフォルニアの「ヨセミテ国立公園」、アイダホ州、モンタナ州、ワイオミング州にまたがる「イエローストーン国立公園」、ユタ州の「アーチーズ国立公園」などが代表的な例として知られています。
絶滅危惧種が増えている現在、野性動物の保護は人類全体が抱える問題といえるでしょう。