天然記念物というと動植物のイメージが強いものですが、地質や鉱物の中にも指定されているものがあります。これらの中には何百万年といった気が遠くなるような時間をかけて作られたものもあり、非常に貴重なものとなっています。
日本では17の地質・鉱物が特別天然記念物に指定されています。おさらくもっとも有名なのが山口県の秋吉台にある鍾乳洞でしょう。全国的に知られ、観光名所にもなっています。おなじく山口県にある「秋芳洞」も有名です。
ほかには長野県の白骨温泉にある噴湯丘と球状石灰石や秋田県の多摩川温泉にある北投石もよく知られた天然記念物でしょう。
さらに岐阜県の「根尾谷断層」「根尾谷の菊花石」、山梨県の「鳴沢熔岩樹型」、島根県にある「大根島の熔岩隧道」、宮城県の「鬼首の雌釜および雄釜間歇温泉」、愛媛県の「八釜の甌穴群」、岩手県の「根反の大珪化木」、富山県の「魚津埋没林」、群馬県の「浅間山熔岩樹型」、埼玉県の「御岳の鏡岩」、岩手県の「夏油温泉の石灰華」「焼走熔岩流」、 静岡県の「湧玉池」などが天然記念物に指定されています。
日本といえばいわずとしれた火山国。豊かな温泉からも理解できるように、多彩な自然光景に恵まれた国です。それだけに、こういった地質・鉱物の天然記念物も多数あります。大自然の驚異ともいえるこれら天然記念物。人間の手では決して生み出せないものだけに、動植物同様大事にしたいものです。